はじめに
GR86のデリバリーが始まって約1年が経過しました。
すでにB型の受注は止まっており、C型の受注開始もいつになるかわからないという状況で、なかなかほしいと思っても手に入らない状況になりつつあるよう…。
そんな中で、幸運にもGR86を手に入れたオーナーさんもそろそろ消耗品の交換が視野に入ってくると思います。
消耗品の中でもブレーキパッドと並んでコストがかかるタイヤ。
特に昨今、樹脂価格の世界的な値上げもあってタイヤ自体の単価も上がってきています。
今回はそんなタイヤにフォーカスを当てて、GR86で使用できるタイヤをチェックしていきましょう!
純正タイヤサイズをチェックしよう!
GR86のグレード別純正タイヤの情報は以下となります。
サイズ | 銘柄 | |
RZ | 215/40/R18 | ミシュラン・PILOT SPORT 4 |
SZ | 215/45/R17 | ミシュラン・PRIMACY HP |
RC | 205/55/R16 | YOKOHAMA・dB E70 |
まずはこの標準採用されている銘柄がファーストチョイスになってきますね!
GR86はカスタム要素の強い車ですので、ホイールを履き替えてより太いタイヤを掃いている人も多くいると思いますが、特にミシュランのPS4、PrimacyHPはサイズも豊富に用意されていて、ホイール交換後も選択余地がある可能性が非常に高いです。
PS4は何度かサーキットでも使用したことがありますが、グリップも十分で安定して走れるタイヤでした。
ただ冷えた状態で無理な走行をしてしまうとブロック飛びしやすい傾向がありましたので注意が必要ですが。
PrimacyHPは少しSZグレードの試乗した際に乗った程度でしたが、町乗りレベルでは全く問題なく使える良いタイヤです。
どちらも純正採用されているので安心して使用できると思います。
有名メーカーハイグリップタイヤ
それでも、せっかくタイヤ交換するんだったら純正以外もいろいろ試してみたい!
そんな風に思うのも正常な車好きの反応です(笑)
それではその他有名メーカーのタイヤを確認していきましょう!
- YOKOHAMA NEOVA AD09
【タイヤ交換対象】サマータイヤ 245/40R18 97W XL ヨコハマ アドバン ネオバ AD09 YOKOHAMA ADVAN NEOVA AD09 価格:37380円(税込、送料無料) (2023/1/7時点)楽天で購入 |
- ブリヂストン 71RS
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- ダンロップ ZⅢ
【タイヤ交換可能】【送料無料】 DUNLOP ダンロップ DIREZZA ZIII ディレッツァ Z3 245/40R18 93W タイヤ単品1本価格 価格:34200円(税込、送料無料) (2023/1/7時点)楽天で購入 |
- TOYOTIRE R1R
送料無料 新品 TOYO PROXES R1R 245/40R18 プロクセス トーヨー リアルスポーツ サマータイヤ ラジアルタイヤ 単品 1本価格 245/40ZR18 245/40-18 ハイグリップ 取付対象 価格:21330円(税込、送料無料) (2023/1/7時点)楽天で購入 |
この4銘柄あたりがPS4以上の性能を発揮できるタイヤと言えるかと思います。
私がドライブしたことがあるのは現在使用しているYOKOHAMA NEOVA AD09です。
あと、ブリヂストンの71RSは前身の71Rはサーキット走行もしたことがあります。
AD09は本当によくできたタイヤで、温間、冷間のどちらでも大きく差が出ないグリップが特徴です。
冷えた状態でもある程度安定してドライブできるので、耐久レースなどの「レースしながら温める必要がある」状況でも安心して車を走らせることができます。
耐久レースに出ていなかったとしても、まだ初心者で安定したドライビングができない人にはどんな状況でも信頼できるグリップが確保できるというのは安心につながります。
またショルダーが角ばっているのも特徴で、フェンダーからはみ出て見えるシルエットがかなりむっちりするのも特徴です。
デザイン性も非常に優れたタイヤと言えます。
AD09に限らずこのあたりのタイヤは履いていて車好きであれば「おっ!」と思うタイヤであり、どんな高級ホイールに履いていても全く恥ずかしくないブランドのタイヤです。
ただ、当然こういったハイスペックのタイヤはお値段がどうしても張るのが現実です。
ここに挙げたタイヤはどれもやはり1本3万円以上は確実にしますので、4本全交換となると10万越えは確実…。
かなり思い切った投資となりますね。
サーキットスペックは不要!中堅スポーツタイヤ
とはいってもGR86に乗っている人の殆どがサーキットを走るわけではありません。
殆どが市街地や高速で、安全にドライブを楽しむ人たちだと思います。
そんな人たちがわざわざ1本4万円近いタイヤを買うのはオーバースペック、それであれば少しタイヤの性能は落としてリーズナブルな選択をするのも一つです。
SZ純正のPrimacyHPと同等レベルのタイヤでも十分GR86を楽しむことができます。
ここではそんなタイヤの一例を紹介します。
- FALKEN アゼニス FK510
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- TOYOTIRE PROXES SPORT
2022年製 TOYO PROXES SPORT 245/35ZR18 92Y XL 新品 サマータイヤ トーヨータイヤ プロクセス スポーツ 18インチ|タイヤ単品 (245/35R18) 価格:18000円(税込、送料別) (2023/1/7時点)楽天で購入 |
- ミシュラン PS5
【取付対象】 2022年製 新品 タイヤ MICHELIN PILOT SPORT5 245/40R18 97Y XL ミシュラン パイロットスポーツ5 PS5 送料無料 サマータイヤ ラジアルタイヤ 夏タイヤ 1本価格 18インチ 245/40-18 PILOT SPORT4 PS4 の後継モデル 価格:23000円(税込、送料無料) (2023/1/7時点)楽天で購入 |
このあたりのタイヤは所謂ストリートスポーツと言われるタイヤです。
サーキット走行ほどの性能は必要ないけどスポーティな走りを楽しみたいという方に向いています。
もちろん性能としては安心の国産(に準ずるメーカー)品質ですので、いざというとき?のサーキット走行にも十分対応できます。
私はFK510、PROXES SPORTでサーキット走行をしたことがありますが、どちらも「スポーツ走行を楽しむ」という点では問題なく使用することが出来ました。
ただやはりタイムを出しに行こうとするときなど、まだ横Gがかかっている状態でアクセル踏んで加速していきたいときなどは、当然ハイグリップスポーツにはかないません。また冷間時はグリップが安定しないので、きちんとタイヤを温める必要があります。
ただ、そんなことも一般道や高速道路走行では全く問題になりません。コストは控えめですが、高価な鍛造ホイールとセットしても違和感なく装着できるブランドイメージも魅力ですね。
万人にお勧めできるゾーンと言えると思います。
安かろう…は昔の話!?アジアンタイヤを検討する
それではさらに選択肢を広げてみましょう。
サーキット遊びやスポーツ走行をするとどうしてもタイヤのライフは短くなりがちです。
しかし溝の無いタイヤで走ろうものならすぐにクラッシュ、バーストの危険性があります。適正な時期でタイヤは交換する必要がありますが…国産ハイグリップを買おうものなら1回で4輪合計工賃込15万はざら…。
半年に1回交換していたら月2.5万円をタイヤ代に費やしていることになります。これは結構な出費ですよね…。
しかし今ではアジアンタイヤでもサーキット走行に使えるタイヤが出てきています。
・NANKANG NS2R
【取付対象】NANKANG (ナンカン) NS-2R 245/40R18 (245/40/18 245-40-18 245/40-18) サマータイヤ 夏タイヤ 単品 18インチ ナンカン スポーツタイヤ 価格:13100円(税込、送料別) (2023/1/7時点)楽天で購入 |
もちろん探せば他にもいろいろと出てくるのですが、アジアンタイヤは(特にサーキット走行において)成長過渡期の商品と認識しています。
無責任に履いたことの無いタイヤを紹介するのもはばかられまして…今回は私が実際に使用したことのあるNS2Rだけを紹介させてもらいました。
RX8に履かせてFSWを何度か走行しましたが、RX8の重量バランス(と、ローパワー(笑))も相まって、必要十分なグリップでした。特に100Rのような高速コーナーでの踏ん張りはかなり良く印象に残っています。
少し冷えた状態ではふわふわする印象を受けましたが、数週温めればしっかりグリップしてくれます。ただグリップする分、減りは結構早いです。
ただコストは国産ハイグリップの1/3くらいですから…。適正なタイミングでタイヤ交換していけばよいかと思います。
ネックとしてはロードノイズは結構大きめだと思います。普段の快適性を考えるのであれば避けた方が良いかと思います。
また、かっこいいホイールを履いてアジアンタイヤをセットしていると、ウダウダいう人がいるのもまた事実です。
私はコンセプトをもってやっているのであれば別に高級鍛造ホイールにアジアンタイヤがセットされていても何ら問題ないと思いますし気にしませんが、そういう他の人からの印象を気にする人は向かないかもしれません。
サーキット走行等を安いタイヤで、でも安全にある程度タイムも狙っていきたいという人にはお勧めです。
まとめ 自分の走る用途にあったタイヤを選ぼう!
銘柄 | 分類 | 金額例(1本) | 備考 |
ミシュラン PS4 | メーカーハイグリップ | 32,900 | 純正タイヤ 245/40/R18 |
NEOVA AD09 | メーカーハイグリップ | 37,380 | 245/40/R18 |
ダンロップ ZⅢ | メーカーハイグリップ | 34,200 | 245/40/R18 |
TOYO R1R | メーカーハイグリップ | 21,330 | 245/40/R18 |
ブリヂストン 71RS | メーカーハイグリップ | 43,200 | 245/35/R18 |
FALKEN FK510 | 中堅スポーツタイヤ | 17,680 | 245/40/R18 |
TOYO PROXES SPORT | 中堅スポーツタイヤ | 18,000 | 245/35/R18 |
ミシュラン PS5 | 中堅スポーツタイヤ | 23,000 | 245/40/R18 新商品 |
ナンカン NS2R | アジアンスポーツタイヤ | 13,100 | 245/40/R18 |
いかがでしたでしょうか。
上の表に各社のタイヤを一覧で比較できるようにしてみました。こう見ると中堅スポーツタイヤのコスパの高さが際立ちますね。
4本購入するとなると差額も4倍になりますので、NS2Rもブランドに抵抗が無ければ十分選択肢に入るタイヤかと思います。
大事なのは自分がメインで走るステージはどこなのか、何を重要視するのかという点が非常に重要かと思います。
タイヤは常に地面と接している非常に重要なパーツになります。
しっかりと考えて自分に合ったものが選べると良いですね!